佐伯城【続100名城/国史跡】

築城年  1606年

築城主  毛利高政

所在地  大分県佐伯市城山

アクセス 佐伯駅から徒歩約20分 車で約10分

登城日  2023年4月6日

 

★登城まで

三の丸櫓門前駐車場から徒歩で主郭まで約20分。いくつか登城ルートはありますが、私は独歩碑の道(1番緩やかで登りやすい道)から登城しました。

 

★縄張り

標高144mの八幡山山頂一体に築かれた総石垣の山城。本丸を中心に南北に長く連郭式の縄張り。麓には三の丸がある。

 

★歴史

関ケ原の戦いで徳川方だった初代藩主毛利高政が海部郡に2万石を与えられ築城。1617年(元和3年)、火災により本丸と天守を焼失した。1637年3代藩主高尚が麓に三の丸を増築し、城の中心部として利用された。1871年明治4年)佐伯県庁が置かれ佐伯城は廃城となり、三の丸以外の建物は撤去された。

 

★遺構たち📸

📸三の丸櫓門

📸本丸天守台跡

📸廊下橋⇒本丸と二の丸をつないでいる防御の要所。

📸二の丸虎口(渡櫓跡)⇒屈曲しており通路も狭くなっている。

📸西出丸

北側園路から4段の階段状の石垣が見えるようです。本丸から覗き込んではみたものの、写真は撮れなかったが立派でした。

 

★感想

慶長期のお城ですがしっかりと戦闘向けにも造られています。廊下橋や曲輪を取り巻く石垣たちが本当に素晴らしいです。登城した際地元の方がおられて、続100名城選定以降は観光客が増えたとお話を聞きました。今までは人がいないのが当たり前だったそうで、地域の活性化にもつながっているとのことです。山城の好きなところは歩けば歩くほど遺構に近づき、いつの間にか山城の世界に入り込んでいる所です。竹田城のように麓から見える石垣の山城も良いのですが、麓から素晴らしい遺構の数々が見えないお城はわくわくします\( ‘ω’)/ちなみに出発時は雨で時間も押しており、何度か登城するか諦めるか葛藤しました。でも主郭へ登ったときは雨がやみ素晴らしい石垣に囲まれた時、登城をあきらめなくて本当に良かったと安心しました。とても楽しかったです。