角牟礼城【続日本100名城・国史跡】

 

 

築城年  1154~1156年

築城主  源為朝 ※明確な資料なし

登城日  2023年4月5日 天気:雨

 

★登城まで

まずは豊後森藩資料館で続100名城スタンプと御城印を入手。三の丸駐車場に車を止めて登城。駐車場までは待避所はあるものの、結構細い道を登ります。駐車場に着いてすぐに立派な石垣が出迎えてくれます。

雨だったので雨合羽を着て登城しました。※雨の日は特に細心の注意を払って登城しています。

 

★縄張り

標高577m、盆地との比高差240mの角埋山に築かれた山城。豊後の境目のお城として豊前側に対する備えの城だった。切り立った岩盤が露出した天然の要塞で、三方を急峻な斜面で囲まれている。

 

★歴史

築城時の詳細は資料がなく不明だが、1476年志賀親家申状で初めて史料に登場する。1533年に城域拡大・城の整備が行われた記録があり、大内氏・島津氏の豊後侵攻に備えたと考えられている。1587年には島津軍と大友軍の戦い(豊薩戦)で6000人の島津兵に対し1000人で守り落城しなかった難攻不落の城。1600年黒田軍により開城し、1601年には毛利高政が転封し、二の丸・三の丸を中心に近世城郭として整備した。久留島氏入部後、2代目 通春の代で廃城となった。

 

★遺構たち📸

📸三の丸 城内最大の曲輪で大きな岩塊を取り込んだ石垣で曲輪を囲んでいる

📸三の丸竪堀

📸大手門

📸穴太積みの石垣 かなり長いです。これは素晴らしい!

📸(伝)二の丸跡f:id:history-like:20230504160742j:image

📸本丸跡 手前のみで奥は立ち入り禁止でした⛔残念…

📸角牟礼神社

📸展望地ですが、展望なし(;^ω^)真っ白

★感想

中世山城と慶長以降近世城郭のmixのお城で、竪堀や切岸など中世遺構を残しつつも立派な石垣が素晴らしいです。難攻不落ということは居住には不向きなわけで、役割を終えて廃城となったけど歴史が沢山詰まっていますね。雨だったので地形、山容はあまり分かりませんでした。でも霧と石垣はとても幻想的で美しい。晴れた日に九州の山々を眺めたいものです…!

 

さてさて余談ですが、大分県城巡りはかなりハードスケジュールでした。

1泊2日で大分県の100名城、続100名城を全部回るplanでした。

1日目:新門司港(福岡)⇒佐伯城⇒岡城⇒別府温泉

2日目:大分府内城⇒角牟礼城⇒中津城⇒自宅

ちなみにフェリーに車を乗せて九州入りし、帰りは車で帰りました。

運転しんどかった(;・∀・)

大分の広さを思い知りました。でも素敵な場所が多いです☆彡

多分もっと効率的な周り方はあったと思いますが、結構プランは毎回綿密に練っています。

本当は有名どころばかりではなく、山城巡りしたいですが時間の制約がありますからね。中世山城や総石垣の山城が大好きです。

でも結局はお城ならどこでも良いという結論に\( 'ω')/

お城好き師匠が城巡りは1人でするものだと言っていましたが、まさにその通り…1人だと無理なスケジュールを組んで好き放題できます。

そして今回の城巡り、中津城以外は全部雨・雨・雨・本当に時々曇り……。

ちなみに次回の遠征は富山・石川県を予定しています。

周囲の人にはこの熱量にドン引きされていますが、今後楽しくお城巡りしていきます!

 

 

                                                                                                                       城和子